
いとおかしは、新業態の飲食店「食堂 ひと煮たち」を10月1日(木)に福岡県福岡市中央区渡辺通にてオープンする。
朝食を大看板とする飲食店の次なる挑戦

いとおかし代表取締役の泊 信志氏
いとおかしによる“旅の目的地になる朝ごはん”のはじまりは、「一日の背中を押す一膳」というテーマのもと、2020年に福岡・春吉で誕生した「魚ト肴 いとおかし」だ。コロナ禍、しかも緊急事態宣言の日にオープンし、閉塞感が漂う街であえて挑戦を始めた。
2024年4月には、福岡・六本松にて「炉端ノいとおかし」を開業。ライブ感あふれるカウンターで味わう「銀鮭定食」がたちまち話題となり、全22席の小さな店は今でも朝昼ともににぎわっている。
さらに2025年8月に京都へ進出すると、古くからの趣が残る下京区高辻通の築150年の京町家を朝食・昼食専門の店舗として改装。炭火の焼台や鮭専用の熟成セラー、信楽焼の特注土鍋を設置するなど趣向を凝らし、“記憶に残る朝食空間”をつくりあげた。
かつてコロナ禍に始めた朝食は、年間20万人を呼ぶ大看板へ。そして、今回開業する「食堂 ひと煮たち」とともに、和食の文化を世界に届けるための新たな一歩を踏み出す。
煮魚とご飯を朝食の新定番に
選び抜いた海鮮を贅沢に盛り付けた丼物や脂ののった熱々の焼鮭定食など、魚のおいしさをとことん追求してきたいとおかしが、次の朝食の主役に選んだのは魚の煮付。定番の和食を現代に合わせてアップデートしたらどうなるか、という問いから「食堂 ひと煮たち」はスタートした。
煮付けの定番と言えば、博多ならやはり鯖とブリ、そしてアカムツ、銀ガレイ。魚ごとに煮汁と火入れを変え、注文を受けてから最後の“ひと煮たち”を加える。こうしていとおかし流に“ギアを上げた”煮魚と炊きたての白ご飯をコンセプトに、一番おいしい瞬間を一膳にして記憶に残る朝食を提供する。
舞台となるのは、朝の光がやさしく差し込む庭付きの古民家。築80年の時を重ねた19坪の空間だ。

ぐつぐつと煮えたつ鍋の音やたちのぼる湯気、食欲をそそる甘辛い香りといった煮付けの良さをそのまま届けるため、新潟県・燕三条の職人と共に銅で誂えた「煮たち鍋」を特注した。
さらに、シンボルとなる一体型カウンターは定食のスタイルと連動する設計で、保温できるタイルをビルトイン。できたての魚の煮付けを、温かい状態で最後までおいしく食べられる。
メニューと店舗について
いずれのメニューにも小鉢、お吸い物、香の物付き。締めには煮汁を注いで玉子かけごはんを楽しめる。

「鯖の味噌煮」1,600円は、北九州の名物であるぬかだきをベースとした福岡定番の一品。3種類の味噌を合わせ、深い味わいと軽やかな後口に仕上げている。

「ブリ大根」1,800円のブリは煮すぎずふっくらとさせ、その煮汁がしみ込んだ大根はほろりと柔らか。炊きたてのご飯を口に運ぶ手が止まらなくなるだろう。
また、「銀ガレイの煮付け」2,200円は、薄くて淡白なイメージのあるカレイの煮付けとは全く逆の一皿。甘みのある脂や白身を生かしながら、分厚い銀ガレイの切り身をふんわりと煮付けた。

こちらは、煮付けに最適な高級魚アカムツを使った「アカムツ煮付け」3,800円。白身のトロと称されるほどの上質な脂で、とろける食感とコク、奥深い味わいが生まれている。
店舗は福岡市営地下鉄七隈線渡辺通駅から徒歩約5分の場所にあり、カウンターの全17席。完全予約制で、公式Instagram記載のURLよりウェブにて受け付けている。
日本の朝食文化に斬新なスタイルを打ち出してきたいとおかしが、和の定番といえる煮魚をどのような朝食に仕立てるのか、ぜひ体感してみては。
■食堂 ひと煮たち
住所:福岡県福岡市中央区渡辺通5-5-5
営業時間:8:00~14:00(ラストオーダー13:00)
定休日:日曜
公式Instagram:https://www.instagram.com/shokudo.hitonitachi.1001
(紫原もこ)